そういえば栄光の架橋の歌詞をちゃんと読んだことがない
今回は本題へダイレクトに。
と思ったけどちょっと寄り道を。
最近、漢字を作ったり読み仮名追加したりしたいなという思考がちょこちょこ出てきていて。
「慣」っていう字を「こころつらぬ(く)」って読みたいなと思った。
それだけ。
さて、話を本題へ。レッツゴー!
「僕は何が好きか」(イェーイ
好きな漢字は「志」。
侍に下心で志っていう洒落の効いた感じが好き。
菓子ならチョコ、グミ、チューイングキャンディ。
ボンタンアメが好きだな。小さい頃によく食べた。オブラートが珍しくて気に入ってた。
オブラートもなかなか良いかもしれない。
小学生の時には友人がオブラートを使って薬飲んでるの見て羨ましく思ってたけど、今まで使ったことはない。
『ハーモニー』から伊藤計劃を好きになったみたいなことを書いた時に書いていた内容もそうだと思うけれど、僕は論理的な理由から物事を好きになるということがほとんどない。
ゴジラが好きな人がいて、その人がゴジラを好きな理由は「ゴジラのこんな所がカッコいいから」だとしよう。
僕は?「ゴジラってなんかいいじゃん」こんなんだよ。
理由らしいものがあっても変な理由なことが多い。
僕は『イヴの時間』が好きなんだけど、なんで好きかってそれは、作中のテレビCMでロボットアームがトマトを潰してその中からボルトだのなんだのって機械パーツが出てきたあと、ロボットが作ったものを食べるのか?っていうような文字が出るCMがあって、それが好きなんだよ。
作品の内容とほとんど関係ない。
関係を説明すれば、あの作品はヒトにソックリな人型ロボットが微妙に普及しているけれど、あくまで扱い方は物っていう状態の世界観の中で、ロボットへの疑心みたいなものを世間的に抱えてることを表す象徴的なものがそのCM。
CM自体のトマトからパーツっていう演出が好きだし、後になって考えてみれば世界観の表現のための歯車を見られたっていうのが好きな理由なのかもしれない。
『鑑定士と顔のない依頼人』が好きな理由も変な理由を含んでいる。
この作品では主人公の鑑定士が、顔も見せず姿も見せないでただ鑑定を依頼してああだこうだと命令してくる依頼人に恋心を抱く。
依頼人は情緒が不安定に見えるように描かれている。
ある日、依頼人は主人公に向かって怒鳴り散らす。
主人公も怒鳴られて激怒。「もうあなたに依頼された仕事なんてやらないんだから!」
プンプンしたままの主人公に依頼人から「あの時はごめん。私が悪かった。」で、仲直り。
こんなのが何回か続く。
この構図がDV加害者と被害者の構図と似ていて、どうにもそのことが好きで堪らない。
この作品はそれ以外に結末も好き。
映画の結末は『鑑定士と顔のない依頼人』と同じようなものが好き。
ってネタバレを防ぐための言い方をしているけれど、ああいうどんでん返し的なのが好きとかそういうわけじゃないよ。解ってくれよ。
どんでん返しって言っちゃったよ。
でもまあ、予告とかでもそういう予告してる作品あるしいいよね。この作品はどうか知らないけど。
『少女終末旅行』は、1話のチトがユーリに銃を向けてからのレーションパクっ!「あ、お前本当に……」のシーンで大好きになった。
マリオの1-1ですよあれは。
後はもう痘痕も靨ですよ。
因みに僕、「痘痕も靨」ってことわざ好きです。
読みづらいのもあるし、こいつの意味、逆でもそうだけど正にその通りだと。
ただその通りだと思ってるだけじゃなくて、僕が中学の時に感じた「人間ってこうだよな」の内容のひとつがこれだったんで、それを古人がことわざとして作ってたことが素晴らしく嬉しくて好き。
amazarashiの曲は歌詞が好きなんだけど中でも『無題』の歌詞では、人気が出て調子に乗った芸術家がさらなる高みを目指そうとして「人間の本性を描いたらみんな離れていった」っていう感じの歌詞があって、僕は性悪説派なのでこういうことを中学の時に考えたりしてたからっていう同じような理由で好き。
『四月は君の嘘』はそもそもジャンルとして好き。
「余命もの」って言うのかな。そう言うのが狂おしいほど好きなのですよ。『ゲーセンで出会った不思議な女の子の話』を読んでそれに気づいたんだけど、特にあれは最高ですよね。
まず相手が良いキャラしてるよね。流石は妄想の中の女の子だ。突拍子のないアイデアを出してくるのとか良い。
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』でYESって言い続けてその場の流れで旅行してるのとかも超好き。
主人公の地元行った時に2人で歌ってるのとか最高。
しょうもない会話最高。
最高。
「余命もの」が好きなんで、七月隆文の一般文芸作品は全部読んでますよ。
初めて彼の作品を知った時は『庶民サンプル』のアニメを観ている時ぐらいで、作者同じって知った時は笑っちまいましたよ。
『ケーキ王子の名推理』シリーズ以外は「余命もの」に近い設定で素晴らしいですぜ。惰性で『ケーキ王子』も買ってるけどそれほど興味はない。ほとんどラノベ的な登場人物たちで繰り広げられる少しの推理とたっぷりのスイーツwith薄っすら積もっていく恋愛要素なんで。
「余命もの」という濃厚な恋愛を希う僕にはあまり。
好きな作家は伊藤計劃……だけどこれ以上はいいか。
好きな小説は『宝島』かな。好きな作家の作品なんて言うまでもないし。
小学生の時に図書室で特に理解もしていなかったのに何度も読んでそのたびにわくわくして。
高校生になって読んでみてもやっぱり同じように興奮して。
素晴らしいですぜあの本は。
自分がどういうものが好きなのか知ろうと思って書いたけれど、結論としては
・自分に酔い痴れられるもの
・考えさせられるもの
・妄想をかきたてられるもの
なのかな?